|
“歯が痛くなった” や “入れ歯が合わない” などで困っていても、歯科医院に通院できないでいる人を対象に、歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設に訪問して治療することをいいます。
きちんと治療や定期的なケアをすることで歯を健康に保つことは可能ですし、歯を失ってしまっている方でも、適切に入れ歯を装着することで、「美味しく食べる」、「家族や友人と会話を楽しむ」 などの楽しみを取り戻せます。
|
|
 |
|
|
 |
|
|
お口のケアは気持ちを豊かにするだけではなく、全身の健康に関係しています。
■発熱や誤嚥製肺炎の予防
肺炎は高齢者に限ってみると死亡原因の1位。多くが、誤嚥性肺炎と考えられます
■残っている歯の数と認知症の関係
歯が20本以上残っている人に比べて、「歯がほとんど無く、入れ歯未使用の人の認知症発症リスクは約２倍」といわれています。
※歯を失う原因となる歯槽のうろうなどの炎症が脳に影響を及ぼす事、かめなくなることが脳への刺激を減らし認知機能の低下を招くことがあります。
|
|
■残っている歯の数と医療費の関係
「歯科医療が充実し、口腔の健康が保たれる（残存歯が多い）と総医療費が少なくなる」というデータは、多くの研究機関から発表されています。
以上の明確な効果が明確であるからこそ、訪問歯科を
一人でも多くの患者さまに伝えたいと思っております。
|
|
 |
|
|
 |
・各種保険証（医療保険、後期高齢者医療保険、介護保険など）
・飲んでいる薬の内容がわかるもの（お薬手帳、服用説明書など）
特に初回は、可能であれば 家族の方が立ち会って下さい。これからどういう治療
を行っていくか相談します。立会いが困難な場合は、治療計画書をお渡しします。
|
訪問用の小型機械で治療を行い、医院内とほぼ同じ治療が受けられます。
お口のケアは、口腔内の清掃による炎症予防だけでなく、歯ブラシを使ったリハビリから発声によるリハビリまで、幅広いケアが行われます。
|
治療は、イスやベッドで行われ、１回には20～30分程度かかります。
|
医療保険と介護保険が適用され。各保険の自己負担分が、それぞれの方の保険内容に応じてかかってきます。（1割～3割）
医療保険の点数には、訪問診療料が加算されます。
介護保険の場合、ケアプランとは別枠となり、保険の自己負担金が発生します。
医療保険と介護保険は同時にご利用いただけます。
＜医療保険の自己負担金 （1割負担として） 介護保険利用例＞
|
・虫歯の治療
・入れ歯の作成
・入れ歯の修理など
・入れ歯の調整
・歯のお掃除（歯石とり）
・定期的なお口のケア
|
→
→
→
→
→
→
|
１回 1,500円～程度
総額10,000～18,000円程度 （４～６回）
総額1,500～3,000円程度 （１回～３回）
800～1,000円程度 （一回）
1回 1,500円程度
1,000～1,500円程度 （月１回として）
|
※保険や歯の状態などによって違いますのであくまで目安です。
|
保険の自己負担金の支払い方法は、翌月に先月分をまとめて支払う方式です。
また、支払いのトラブルを避けるためにも、領収書、明細書は発行します。
|
歯科医院から16km以内にあるご自宅・病院・施設等が診療可能地域となります。
自分で近くの歯科医院まで通うことができない正当な理由がある人に限られます。
具体的には“高齢で介護を受けている人” や “身体が不自由で通院が難しい人”が対象となり、通うのが面倒、通う時間がない、といった理由は認められません。
＜「歯科医院への通院が困難な方」とは、主に次の方々が該当します＞
01.要介護認定を受けている方
02.身体的・精神的な障がいがある方
03.歯科が無い病院、施設に入院中の方
※精神的な障害がある方の場合は、主治医の診断書が必要な場合もあります。
例）がん術後、体力回復するまで自宅療養中
重度の認知症による見当識障害のため外出不能
認知症、廃用症候群のため通院不能
脳梗塞後遺症により左半身マヒのため歩行困難
脊椎損傷により寝たきりのため通院困難
|
①施設（社会福祉施設等）
・介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム） ・介護老人保健施設 ・介護療養型医療施設
・歯科のない医療機関（病院、診療所） ・療護施設（入所） ・更生施設（入所） ・授産施設（入所）
②自宅または居宅系施設
・自宅（一戸建て住宅） ・マンション、アパート等の集合住宅
・グループホーム（認知症対応型生活協同介護） ・有料老人ホーム（特定施設入所生活介護）
・軽費老人ホーム（ケアハウス） ・高齢者専用賃貸住宅（高専賃） ・養護老人ホーム
・小規模多機能ホーム（宿泊サービス利用者に限る） ・宅老所 ・
・ショートステイ（短期入所生活介護）
※デイサービス（通所介護）、デイケア（通所リハビリテーション）、障害者通所施設（療後・更生・授産）については、訪問歯科診療はできません。ただし、デイサービス利用者のうち、宿泊サービス利用者のみ訪問歯科診療を行うことができます。
※ショートステイのうち短期入所療養介護においては継続した訪問歯科診療は行えません。（急発病名のみ在宅扱いで往診できます）短期入所生活介護においては訪問歯科診療を行うことができます。
|
